犬にまつわることわざ
犬は昔から私たち人間とかかわりの深い動物として知られています。ペットとしても飼われ、人気ですよね。もちろん、そんな犬にまつわる「ことわざ」も多くあります。ここでは有名なものを中心に、犬にまつわる「ことわざ」を集めてみました。では、さっそく紹介していくことにしましょう。
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犬にまつわることわざ
悪い意味として、じっとしていればなにも起こらないのに、わざわざ何かやろうとしたために合わなくてもいい災難に遭ってしまうこと。また反対に良い意味としては、何もしなければ何も起こらない。何かをやっていれば思いがけない幸運にめぐり合うこともある。ということになります。
以前はおもに悪い意味で使われていましたが、今では良い意味で使われることのほうが多いみたいですね。
犬が外を出歩くために、棒でたたかれるような目にあうこと。
A:なかなか契約がとれないんだよね〜。
B:大丈夫。犬も歩けば棒にあたるって言うでしょ?
普段から可愛がって面倒を見ていた人に裏切られて、ひどい目に遭わされること。「手飼いの犬に手を食われる」、「手飼いの犬に足を食われる」という言い方もあるんですよ。
読んで字のごとく可愛がっていた飼い犬に、かみつかれてしまうこと。犬以外の生き物が登場する同じ意味を持つ「ことわざ」に「灰猫に手を食われる」や「飼い飼う虫に手を食われる」があります。
A:本当の兄弟のようにして付き合ってきたのに、飼い犬に手をかまれた気分だよ。
仲がとても悪いこと。
サルと犬は昔から仲が悪いと言われていることから出来た言葉です。ですが、そうとも限らないですよね。
ペットとしてサルと犬を一緒に飼っている家庭もありますし、テレビ番組では二匹仲良くしている様子が放送されたりすることもあるので…。
それに昔話「桃太郎」ではサルと犬がほかの動物と力を合わせてオニ退治をしますしね。
A:あの二人さっきから全然しゃべらないけど、どうしたのかな?
B:犬猿の仲だって聞いたよ。
当たり前のわかりきっていること。
犬が顔を西に向ければ、尾は東を向く。犬だったチョコチョコ動くから、そうとは限らないと細かいことを言う人もいますが、それはこっちに置いておいてください(笑)
A:太陽って東から昇って、西に沈むんだよね?
B:何言ってるの!そんなの犬が西向きゃ尾は東でしょ。
いくら立派な教えを聞かせても無知な人には理解してもらえない。言うだけ無駄、または効果がない。
犬にどんな立派なことを言って聞かせてもわからないことから作られた「ことわざ」です。いくら犬は賢いといっても人間同士が話すようなわけにはいかないですよね。
A:そんなこと何度言っても、あの子はまだ子供だから犬に論語だよ。
犬って、どんな動物?
ペットとしても大人気の犬は1万年以上も前から人間とのかかわりを持ってきました。古くから何度も品種改良されて、今では300種類以上もの犬がいると言われています。体型や性格などは様々ですが、日本を代表する犬として柴犬を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。ここでは柴犬を例にお話しましょう。
愛媛県の上黒岩遺跡で柴犬に似た犬種の骨が発見されたことから、柴犬は縄文時代に日本へ渡ってきた人々と行動を共にしていたのではないかと考えられています。1937年には国の天然記念物に指定されたんですよ。忠誠心の強く主人思いで、警戒心も強いという性格の持ち主です。犬というと賢いイメージがありますよね。実際、盲導犬や介助犬、警察犬など人の役に立つ仕事をしている犬もたくさんいます。また、昔話にも犬は賢い動物のシンボルとして数多く描かれています。次の項目では犬にまつわる伝説を紹介しましょう。