その他の動物ことわざ
まだまだ動物にまつわる「ことわざ」は数え切れないほどあります。
そんな多くの「ことわざ」の中から、さらに選んでみました。
ここでは鼠(ねずみ)、蛇、兎(うさぎ)、象、猪、獅子(ライオン)、鹿、麒麟(きりん)にまつわるものを紹介しましょう。
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動物ことわざ大集合!
鼠(ねずみ)にまつわる「ことわざ」
小さなことが積み重なって大きなことになるというたとえ。また、少しずつ減っていって、最後にはなくなってしまうこと。
ネズミが塩をこっそり取っていくのは少しずつだけれど、それを何度も繰り返しているうちに、いつの間にか大量になくなってしまうことから。
最近、節約に励んでいるので、いつか鼠が塩を引くことを願っている。
絶体絶命の窮地に追いつめられても一生懸命やり返せば、弱い者が強い者に勝つこともあるということ。また相手が弱くても、逃げ道のないところに追いこんではいけないということ。
ネズミは猫に追い詰められると猫に噛みついて、おびえさせることもあることから。
悪ふざけがすぎると窮鼠、猫を噛むという状態になってしまう。
蛇にまつわる「ことわざ」
一度ひどい目にあうとそれに懲(こ)りてしまって、必要以上に用心深くなること。
一度蛇に噛まれた人は朽ちた縄を見ただけで蛇と思って、おびえることから。
雨の日に水たまりで滑って転んだことがあるので、水たまりを見るだけで蛇に噛まれて朽ち縄に怖じるになっている。
仲間がすることは、まわりの仲間にも簡単に分かってしまうこと。
大蛇の通り道を同じ蛇はとても簡単に見つけてしまうことから。
蛇の道は蛇と思ったので、旅慣れている彼におすすめスポットを聞いてみた。
兎(うさぎ)にまつわる「ことわざ」
同時に二つのことをしようとしても、両方とも成功しないたとえ。
二匹の兎を同時に捕まえようと追いかけても、結局一匹も捕まえられないことから。
ブログを二つ書いているけれど、結局二兎を追う者は一兎をも得ずとなっている。
象にまつわる「ことわざ」
全体を見ないで一部だけを見て、的外れな評価をすること。
目の不自由な人の多くは象をなでて、その感触だけで象のことをあれこれ言うことから。
衆盲、象を模すように彼は彼女をよく知らないにもかかわらず、好き勝手なことを言う。
物の一部だけを見て、全体を把握すること。
牙を見ると、だいたいどのくらいの大きさの象なのかを把握できることから。
彼の服を見ればまさに象の牙を見て、その大なるを知るだ。どれだけ大柄かが分かる。
猪にまつわる「ことわざ」
得意になっていることのたとえ。誇張するにも程度があるということ。
猪がいくら大きくても、山より大きいということはありえないことから。
いくら何でも言いすぎでしょう?山より大きな猪は出ないと思う。
変わらないように見えても、長い年月の間には、それなりに変化のあることのたとえ。
豕は家畜化した豚のことで、野生の猪も7年も経てば家畜化し、飼いやすくなることから。
猪も七代目には豕になるのだから子供の教育は長い目で見ることが大切。
獅子(ライオン)にまつわる「ことわざ」
組織などの内部にいながら悪い影響を与える人や恩をあだで返す人のたとえ。
ライオンの体内に寄生している虫が、ついには獅子をほろぼしてしまうということから。
獅子身中の虫にどう対処していくかが、これからの課題だ。
自分の子供に試練を与え、その才能を試すこと。
ライオンは自分の子供を深い谷底に落として、はい上がってきた強い子だけを育てるという言い伝えから。
彼女は過保護すぎるから、ときには獅子の子落としをしなければならない。
鹿にまつわる「ことわざ」
一つのことに夢中になっている人は、まわりを見る余裕がないということ。また、目の前の利益を得ることに熱中して道理をうしなってしまうこと。
鹿を追って山に入った人が、ととめることだけに一生懸命になり、そこがキケンな場所であっても全然気に留めなくなることから。
彼は休日の早朝に機械で庭の草刈りをし、鹿を追う者は山を見ずとなっていた。
麒麟(きりん)にまつわる「ことわざ」
優れた人も年齢を重ねると、普通の人に劣るようになるということ。
年老いたキリンは、鈍い馬よりも動くことができなくなることもあることから。
昔私は腕利きの職人だったけれど、老いては麒麟も駑馬に劣るとはこのことだ。